レストランのワインペアリングってどう?
どんな組み合わせ方をするんだろう?
こんにちは、
浜松のフレンチ&イタリアンレストラン「ルパリエ 」店主の河合です。
本日は、当店のイチ押しなワインペアリングについて、ご紹介していきたいと思います。
まずはお料理!
ランチコースの前菜でお出しした「鹿児島産ぶりのポシェ」です。
ワインペアリングするなら…?
ぶりのポシェとぜひペアリングしたいのは、
こちらのシャンパーニュです!!
特にこの2008年は良いブドウが獲れた年で、ヴーヴ・クリコの華やかな果実味が一層引き立つ一本です!
ヴーヴ・クリコは、
酸味と果実味とふくよかさのバランスが
とても良いシャンパーニュ。
香りや最初に口につけたときは フレッシュな印象ですが、飲んでみるとコクもあり、 奥行きのある味わいなんです!
ここで豆知識!💡
ペアリングの前にぶりのポシェについてちょっとご説明。
ぶり、どこやねん!
…というくらい、ぶりが野菜たちに隠れています。
ぶりってなんだか生臭いイメージ…
野菜に合うの?と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし「ポシェ」すると、
ぶりもたまらなくサラダに合うお魚に変身するのです!
ポシェというのは、フレンチの調理法。
今回のポシェは、
しゃぶしゃぶに近いイメージです。
熱い出汁に生のぶりを通して火を入れます。
さらに皮に焼き目もつけているので、
ぶりの表面は火が通り香ばしい、
しかし中は旨味をギュッと閉じ込めたままレア状態!
ぶり本来の濃厚な旨味を味わえます。
という前提で
ヴーヴ・クリコとぶりのポシェ、
ペアリングのポイントをご紹介します✏️
1.前菜に合っているか?
まず、料理が一品目の前菜であるという点。
喉越しが良いヴーヴ・クリコは、
手始めに飲みやすく食欲を掻き立ててくれます。
2.ぶりの濃厚な脂感をまろやかに
ヴーヴ・クリコのフレッシュさが
ぶりの濃厚な脂をマイルドにしてくれます。
また、細かく力強さもある泡は、
旨味たっぷりの脂を口内に流して味を広げてくれる効果もあります。
3.野菜の淡泊さに刺激を、しかし邪魔をしない
ぶりを一番のメインにするため、
野菜はほとんど味つけせずに、素材の味を楽しんでいただくスタイルになっています。
淡泊なお野菜の味に、
ヴーヴ・クリコが刺激となりながら、
しかし野菜の優しい味わいを邪魔しません。
4.ハモンセラーノ(生ハム)やぺルノーソース、ぶりの下処理などでペアリングしやすく
これは料理側から、
ワインをさらに美味しくするための仕掛けです。
- ハモンセラーノの塩気
→喉を乾かし、さらにワインを進めてくれます。 - ぺルノーソースの酸味
→ぶりのような青魚とワインを合せると鉄のような臭みが出ることがあります。
が、ビネガーの酸が合わさると臭みが出にくくなります! - ぶりの下処理
→ポシェする前にオリーブオイルを
塗りこんでおくことで、↑と同じく、
ワインと合わさったときに出る鉄のような臭みを防いでくれます。
このように料理を工夫することで、ペアリングしやすくするのも大事なポイントです!
5.ぶり、野菜、ハモンセラーノ…すべてと調和のとれるのが「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」
料理はさまざまな素材や調味料を使いますよね。
一つの食材だけに合わせて
ペアリングを考えるのではなく、
料理全体のバランスを見ながらワインを決めています。
ヴーヴ・クリコ イエローラベルは 辛口(ブリュット)でありながら、
ブドウの質が高く、 香り豊かで甘さも感じられます。
ゆえに、
- キリッとした辛口が合うといわれる青魚のぶりにもマッチ
- 華やかさがあることで野菜の淡泊さを補う
- 酸と果実味のバランスが良いので 重すぎず酸っぱすぎず、ハモンセラーノとよく合う
と、この料理全体と調和できるのが ヴーヴ・クリコ イエローラベルなのです!
また、コース料理なので、
出す順序や次の料理は何かということも考慮します。
コース全体のバランスですね。
…とここまで話すとなんだか難しくなってくるのでストーップ!(;^ω^)
ワインペアリングは日々研究中です!
当店ではこのようなこだわりいっぱいのペアリングでおもてなしさせていただきます。
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