こんにちは!
浜松のフレンチ&イタリアンレストラン「ルパリエ」シェフの河合です。
本日は、当店のメイン料理の一例として
「宮崎牛と静岡育ちの牛ロティ 梅酒ソース」をご紹介いたします。
宮崎牛と静岡育ちの牛ロティ
「ロティ」とはフランス語で“焼く”という意味。
フランス料理では、お肉をフライパンで焼いた後、オーブンでじっくり仕上げる火入れ方法を指します。
このロティという技法はとてもシンプルですが、
実は“焼く人の技術”がすべてと言っても過言ではありません。
この日は、
宮崎牛のやわらかな旨味と静岡育ちの牛のコクと深み
そのどちらも堪能いただけるよう、2種の部位をロティにし、軽やかな梅酒ソースでまとめました。
表面は香ばしく、中は驚くほどジューシー
ロティ最大の魅力は「火入れ」。
ただ焼くだけでは、脂や肉汁が流れ出てパサついてしまいます。
当店では、
-
フライパンで表面に香ばしさをつける
-
途中で出てくる“肉汁と脂”を何度もかけながら(アロゼ)火入れ
-
オーブンへ移し、均一に熱が通るよう積み上げて調整
という工程を丁寧に行います。
このひと手間で──
✔ 外は香ばしく内部はしっとりレア
✔ 脂が重くなく、旨味だけがじゅわっと広がる
✔ 噛むほどに甘みが溢れる
そんな“理想のロティ”に仕上がります。
梅酒ソースでお肉の旨味がさらに引き立つ
宮崎牛と静岡育ちの牛を合わせたロティには、
自家製の 梅酒ソース を合わせています。
梅酒の上品な甘酸っぱさが牛肉の濃厚な旨味と重なり、
後味をすっきりと整えてくれる、大人の味わいです。
日によって産地や部位が変わることがあります
その日に状態の良いものを仕入れているため、
✔ 使用する牛の産地
✔ 部位
は日によって変わることがあります。
同じ“ロティ”でも、お肉によって風味や食感ががらりと変わるのも楽しいポイントです。
シンプルだからこそ、焼く人の技術で味が決まる
ロティは見た目以上に繊細な料理です。
・肉質を見極める
・焼き加減を調整する
・アロゼのタイミング
・積み上げ方で火入れを均一にする
・肉汁の流れ方を読む
これらの要素が一つでもズレると、理想の仕上がりにはなりません。
私自身、15年以上料理を続けていますが、
「お肉を完璧に焼く」というのは終わりのない学びだと感じています。
毎日、お肉と向き合いながら最も美味しい火入れを追求してまいります。
~店舗情報~ ルパリエ Lepalier
住所:〒430-0939 静岡県浜松市中区連尺町309-16 2F
電話番号:053-453-8033
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